Tips
基礎知識
陶器生地の作成方法
原料となる土を望みの形にするにはいくつか方法があります。
○動力成形
石膏で作った型に土を入れ、コテと呼ばれる金属のブロックを回転させながら押し付けて作ります。回転しながら作るため、お皿や茶碗、フリーカップ等の丸いものに限られます。また、コテが入るため花瓶など口の小さくなったものは作ることができませんが、お皿などは非常に薄く作ることができるなどのメリットがあります。これは機械を使用するため大量に生産できますが、型の製作にお金がかかるため小ロットの生産には向きません。
○圧力成形
石膏で作った型に土を水で溶いてどろどろにした泥漿を圧力をかけて注入します。その為複雑な形を作ることが可能となります。レースのように穴の空いたお皿などはこの方法で作っています。しかし型で挟んだ間に土が入っていくため中の詰まった物しか作ることができません。花瓶などは作ることができないのです。
これは石膏型だけでいいので動力より小ロットでも生産することが可能となります。
○鋳込み成形
石膏で作った型に泥漿を流し込み、しばらく放っておきます。すると石膏が水を吸って石膏の周りに土が付着してきます、適当な厚みになったところで中の泥を捨て、乾燥させて完成です。この方法は複雑な形状も作成することができますが中に必ず空洞ができます。花瓶や貯金箱、ポットなどはこの方法で作っています。
この方法は小ロットから生産できますが、手間がかかるため大量生産には向きません。また製法上どうしてもある程度以上薄く作ることはできません。
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絵付け
普通、陶器に絵付けをする場合はシルク転写というものを使います。
これはプラモデルなどに貼るシールのようなものでインクの変わりに陶器用絵の具で印刷してあります。この転写を陶器の上に貼って900度位で焼くと、フィルムが焼失して絵の具だけが残り陶器の生地に焼き付いてきれいな模様になります。
また、皿の周囲に丸く線が引いてあるものは手で引いています。この場合転写を印刷する必要が無いため1枚からでもオリジナル作成が可能となります。
安く作るには
転写紙に印刷できる大きさは機械によって変わってきますが、一番小さな少ロット用の紙で大体28cm×20cmの範囲になります。通常見積もりの中に含まれる転写代には、印刷するための版代と印刷代が含まれいます。版代は色数が増えるにしたがって高くなります。さらに1枚に印刷できる転写の数によって印刷する枚数が変わってきます。例えば大き目のマグカップ全面に絵をつける場合は転写紙一枚につき転写3個分しか印刷できませんが、小さなマークだけなら一枚あたり50個ぐらい印刷できます。この場合マグカップを1000個作ろうとすると全面絵付けでは334枚印刷しなくてはいけませんが、ワンポイントマークなら20枚で済んでしまいます。通常転写紙一枚あたり100円ぐらいですのでこれだけで31400円も差が出てきます。一個あたり31円40銭です。
さらに、金を使う場合は金の使用量によって一枚あたりの単価が変わってきますので注意が必要です。
ですからなるべく安く上げるためにはなるべく小さな絵を少ない色数で刷ることが重要です。
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